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8月24日

2020.08.24 Monday 16:45 | comments(0) | kpmi0008

『学校給食から発がん食品を無くすことに何故反対するのですか?』

 学校給食だけの問題ではありませんが、やはり、子どもたちは強制的に食べさせられることになりますので、それを提供する側の責任は重大です。従いまして、今日は学校給食を採上げることにします。また、学校給食の何が問題なのかについてですが、これは本当に色々とあります。そのなかで、今日は「発がん性」の問題に絞って述べることにします。

 先ず、「子ども時代から発がん性…?」という疑問を持たれる方がいらっしゃるかも知れませんが、20歳代の半ばあたりから増え始めるのが乳がんです。いわゆる「若年性乳がん」とも呼ばれているものです。そして、増殖し始めたがん組織が自覚的に発見される大きさに成長するまでには数十年という年月がかかりますので、早ければ子ども時代に発がんしていることになります。これは大変怖い話です。

 次に、子どもたちの発がんを促す原因についてですが、現代の日本には大変多く存在しています。そのなかでも大きいのが、子どもたちが食べる食品の種類や質です。特に若年性の乳がんなどは、その典型例です。そして、そのなかでも大きな原因になっているのが、不自然な飲み物であったり、残留農薬を多く含んだ、日本だけにしか出荷されていない小麦を使った食品群です。

 不自然な飲み物の代表例は、本来なら出産後の一定の期間にしか出ないミルクを、年中出るように人工的な処理を加えた牛から搾取されるミルクです。そもそもミルクというのは赤ちゃんが飲むものですが、それを幼稚園児や小学生が飲まされる。そして、よりにもよって、ヒトのミルクではなく牛のミルクを飲まされるのです。この超不自然な行為に対して、多くの人が違和感を持たないのです。
 完璧なまでに洗脳されているということでしょう。巷で優秀と言われる学校を卒業し、先生と呼ばれる立場に立っている人ほど、この不自然さに全く気付かないという印象を受けます。なお、牛乳の発がん性について述べようとすると本一冊分のスペースが必要となりますので、今日は割愛します。

 残留農薬を多く含むものは、生産国の人は恐れて食べないものであり、だからこそ日本に輸出されているのです。これに該当するものは多くありますが、その典型例は輸入小麦です。以前に、このFacebookでも紹介しましたように、グリホサートなどの農薬が高濃度に残留しており、それがパンやパスタなどの製品に姿を変え、子どもたちに提供されるのです。子どもたちはそれに抵抗することはできませんので、本当に可哀想です。

 一方、無農薬の素材を使って作られた和食は、がんを抑制する働きを持つ様々な成分を含んでいます。ですから、そのようなものだけを食べていれば、若年性乳がんに罹ることはないのです。掲載した図に、これまでに解明されている抗がん作用のごく一部を引用しましたが、これは本当に氷山の一角です。

 例えば、味噌汁には、大豆に由来するイソフラボンであるゲニステインやダイゼインという物質が含まれており、これがエストロゲン受容体に蓋(ふた)をして、エストロゲンの作用を適度に調節してくれます。だからこそ、性ホルモンが過剰に分泌されたとしても、その悪影響を防いでくれるのです。

 或いは、緑茶に含まれているエピガロカテキンガレート(図中:EGCG)には次のような生理的作用のあることが確認されています。がん細胞が増殖するときは、T細胞による攻撃を阻止するために、がん細胞はT細胞に備わっているブレーキを踏みに行くのですが、EGCGはがん細胞に働いて、そのブレーキを踏む力を減弱させるように働くことが明らかにされています。

 また、EGCGは特に悪性度が高いとされるがん細胞の細胞膜に高発現するレセプター(67LR)に結合することによって、直接的にがん細胞のアポトーシスを誘導したり、図の中央に示されているような機序によってがん細胞の増殖を阻害することが明らかにされています。なお、EGCGががんを抑制するメカニズムは他にもありますが、長文になるので割愛します。

 さて、今日の投稿で特に申し上げたかったことは、標題にしましたように、学校給食から「発がん食品」を無くすことに何故反対するのか…、ということです。牛乳やパンやマーガリンの害については何度も繰り返して訴えてきましたが、実行に移していただけるところはごく少数です。要するに、今でも「発がん食品」を頑なに継続され続けておられるのです。だからこそ、若年性乳がんが増え続けているのだと言えます。

 「発がん食品」を無くし、味噌汁や緑茶を含めた和食のような「がん抑制食品」に変更することは、がん化のアクセルを踏むのかブレーキを踏むのかの違いになります。換言するならば、マイナスからゼロにするのではなく、ゼロからプラスにするのでもなく、マイナスから一気にプラスに転じさせるものです。それにも拘わらず、この変更に反対される方や、この変更に躊躇される方がいること自体が信じられません。ご自分が嗜好品として「発がん食品」を食べるのは自由でしょう。しかし、子どもたちに食べさせることは大きな罪だと考えられるのです。

 今日は発がん性のみを話題にしましたが、これらの「発がん食品」は、アレルギー、虚弱体質、肥満や糖尿、身体能力の低下、精神活動の低下など、現代の子どもたちの不具合の原因にもなっています。何故なら、他にも多くの問題を含んでいるからです。例えばミネラルのアンバランス、微量ミネラルの欠如、脂質のアンバランス、不適切なタンパク質の含有、必要とされる糖質や希少糖の欠如、食物繊維の欠如、生理機能をもつファイトケミカルの欠如、必要な細菌種や、その発酵代謝産物の欠如、咀嚼力を確保するための適切な硬さ、などなど、挙げれば切りが無いほどの欠点を持っています。

 今後、真夏の気温は年々上がり続けます。異常気象の異常度も益々大きくなっていきます。それに伴い、災害の頻度も規模も大きくなっていくことでしょう。或いは、更に凶暴なウイルスが襲ってくる可能性も高いでしょう。今の子どもたちが大人になる頃の日本を想像してみると、非常に過酷な世界であるように思われます。ですから、大人たちは今、子どもたちが健康で逞しく育つように、最善のものを提供してあげなければ…と思うのです。

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