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4月27日

2020.04.27 Monday 17:24 | comments(0) | kpmi0008

『本来は関係の薄い新型コロナと乳がんを結びつけたのは現代医学である』

 今日は、新型コロナウイルス対策の第10弾として発信します。
 岡江久美子さんの件につきまして、がん研有明病院乳腺センター長は次のようにコメントしているそうです。「早期の乳がん手術後に行う放射線治療が、新型コロナウイルス感染症の重症化を招くという科学的根拠は現時点ではなく、考えにくい」と…。また、「不安な乳がん患者は、治療を勝手に中断せず、まずは主治医に相談してほしい」と呼びかけているそうです。

 これまでのFacebook記事でも申し上げましたが、「…科学的根拠は現時点ではなく…」などと、いとも簡単に口から出まかせを言う医師に呆れかえると共に、誠意の無さを痛感します。このような言動こそを封じ込めなければ、岡江さんと同じ目に合う人を次々と出してしまうことになります。

 或いは、某大学医学部の某客員教授は次のようにコメントしたそうです。「(放射線治療の)期間を聞いてみても、1月の終わりから2月の中旬という比較的短期間ですし、線量も少ないと思いますので、それほど大きなダメージが肺や免疫状態にあるとは考えにくいですね。ですから今回の件は、この病気の本質ですよね。軽症だと思っていても急に悪くなるということがあるので、そのために急に悪化したというふうに取る方が自然だと思います」と…。

 なんとしても、乳がん治療が重症化や死を招いた原因であることを否定したいようです。「…それほど大きなダメージが…」とは、この医師はいったい何を言っているのでしょうか?! 健康な63歳の人の場合であっても、その年齢を考えれば、新型コロナの威力と自分の防御力の差は僅差になっているはずですから、ごく軽微なダメージであっても重症化させる原因になります。それにも拘わらず、この医師はまるで見当違いなことを言っています。

 一方、自分が乳がん患者であり、放射線治療を受けた、「乳がんの患者の会・あけぼの兵庫」の代表の方は次のようにコメントされています。「放射線治療そのものはベッドの上に横になって寝るだけなんですよ。1、2分くらい放射線をあてるだけだったので痛みも伴いませんし、苦痛もありませんでした。でも、軽い肺炎には、なりかけました」と…。

 掲載した図は、乳がん治療の一環として照射された放射線によって生じる器質化肺炎の一例です。これは、明確な科学的根拠の一つであって、このような症例は非常に多くあり、医師であれば常識として知っておかなければならないことです。放射線照射は、乳房の組織に焦点がくるようにして当てられますが、その延長線上にある肺にも何割かが到達してしまいます。そして、肺胞や血管の細胞が、ごくわずかに傷害されるだけでも、傷害を受けた細胞はサイトカインを放出します。そのサイトカインは隣の細胞に到達すると、その細胞は同じようにサイトカインを放出し、けっこう広い範囲が炎症状態になります。これは、放射線による直接的なダメージというよりは、少線量の放射線が到達したことによって、細胞が緊急事態宣言を出すことが原因になります。だからこそ、少線量だからといって安心してはならないのです。ましてや、この状態のときに新型コロナウイルスが入ってくれば、重症化は避けられないでしょう。

 岡江さんの事例をみて、多くの乳がん患者さんが不安感を強めています。その為だからと言って、日本放射線腫瘍学会とCOVID-19対策アドホック委員会は会員へ向け連名で、『乳癌術後の放射線治療について』と題し、「早期乳癌手術後に行われる放射線治療は体への侵襲が少なく、免疫機能の低下はほとんどきたさない」ことなどを記した文章を出しています。しかし、これは的外れの文章です。免疫機能の低下よりも、器質化肺炎などの肺炎を起こすことが新型コロナウイルスによる重症化を起こす原因になるのです。この文章は意図的なのか、それとも無知なのか…、本当に呆れてしまいます。

 別の観点から述べておきますと、そもそも、乳がんと新型コロナによる重症化は、あまり関係がありません。しかし、両者を結びつけてしまったのが現代の医療行為なのです。乳がんの治療だと言って放射線照射を行ったが故に、新型コロナウイルスによる重症化と、それに次ぐ死亡を招いてしまったのです。しかし、各種のメディアに登場する各医療機関のトップは、このことを認めません。

 今も、多くの医療従事者の方々が、それこそ命がけで現場で働いていらっしゃることでしょう。テレビを見ていると、看護師さんの悲痛な叫びが耳に入ってきます。そのような献身的な活動とは裏腹に、トップの方々は責任回避に努めておられます。一見、医療従事者の方々をかばっているようにも見えますが、それは違います。彼ら彼女らを誤った方向に導き、悪者に仕立て上げてしまう行為になっているのです。

 どのタイプの乳がんであっても、放射線照射は絶対に行ってはなりません。もちろん、抗がん剤もダメです。外科手術も、手術後の傷を治そうとする各種の成長因子や細胞増殖因子が、更なる発がんを促すことになります。現代医学が大変危険な面を持っていることを、いま一度、脳裏に刻み込んでいただきたいのです。

 今日のところは正しい乳がん治療については割愛しますが、まずは、全身の細胞が喜ぶ体質を作ることを基本にしてください。足りていないもの(オメガ3系脂肪酸、ビタミンCやDやB群をはじめとしたビタミン類、MgやZnやSeをはじめとしたミネラル、各種のファイトケミカル、食物繊維など)を意欲的に補給し、害になる物(医薬品、農薬や食品添加物を使用した食材、乳製品、脂肪分や有害物質の多い肉類、トランス脂肪を多く含んだお菓子、精製された炭水化物、過剰な糖類)などの、いわゆる西洋式食事を極力避けて下さい。そうすれば、炎症メディエーターが抑制され、酸化ストレスが減少し、がんが退縮する方向に切り替えられ、コロナウイルス問題をも早期に終息させることが可能になります。

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