山田所長ブログ facebook 杏林予防医学研究所

4月20日

2020.04.20 Monday 17:20 | comments(0) | kpmi0008

『偏った現代医学は口出しすべきではない』

 今日は、新型コロナウイルス対策の第8弾として発信します。
 このFacebook記事を読んでくださっている皆さま方と一丸となって、一刻も早く啓蒙や教育を進めていかなければならないと思っていることの一つに、次のことがあります。そしてその目的は、新型コロナウイルスによる医療崩壊を防ぐこと、皆さまの感染や重症化を最大限に予防すること、同じ過ちを繰り返さないように医学教育の在り方を変えること、の3点です。

 皆さまご存じのように、医療現場は新型コロナウイルスの影響によって、他の疾患への対応にも支障が出始めてきています。そのような今、私たちに出来ることは、病院に行かなければならないような状況を作らないことです。新型コロナウイルスに対しては、手洗い、アルコール消毒、せきエチケット、マスク、3密を避ける、ということだけでは不充分です。なぜ不充分なのかと言うと、自分の体を健康にするという最も大切なことが抜け落ちているからです。

 そして、「自分の体を健康な状態にする」ことを阻んでいる最大の障壁は、「医学的根拠が無い」、或いは「デマ」だと言って、緑茶の効用を否定したり、ニンニクや唐辛子などの健康効果の高い食材を否定したりすることです。掲載しました図には、その部分に×印が打たれています。この報道を見たとき、人々の多くは、このようなものを飲んだり食べたりしても無駄だと思います。そして、その代わりに甘い飲料を飲んだり、おいしい加工食品を食べたりすることでしょう。だからこそ、重症化してしまい、医療崩壊を起こすようにまでなってしまうのです。意図的に、そうなるように仕向けているとしか思えないような、酷い報道です。

 もう少し詳しく順番に見ていきましょう。「医学的根拠のない情報」という文言を使う輩が多くいますが、これはいったい何を言おうとしているのでしょうか? ×が付けられている「お茶」を例にとるならば、お茶に含まれるカテキンなどの成分がインフルエンザウイルスに有効であるという論文はすでに沢山あります。またお茶が様々な疾患に有効であることは何千年前という太古から確認されてきました。そのようなお茶に対して「医学的根拠がない」と述べるところを見ると、全く無知であるとしか言いようがありません。お茶の歴史を知らずして、全てを知っているかのような言葉を吐いてはいけないでしょう。

 或いは「そうした研究はあるが、実際に人で効果を示した報告はない」についてですが、新型コロナウイルスによる重症化例や死亡例の少ない日本人が、毎日のように人体実験をしているではありませんか。それとも、人体実験というのは、新型コロナウイルスによって重症化した人を被検者として、緑茶を投与したグループと投与しなかったグループに分けてダブルブラインドテストをしろと言うことでしょうか? そして、そのテストの結果が出ない限り、緑茶の効果を認めないと言い張るつもりなのでしょうか? それは、何のために…? しかも、今はそんな実験をしている場合でもありません。

 「…報告はない」ということですが、これを「医学的根拠がない」と拡大解釈しているのは何故でしょうか?「 報告が無い=根拠が無い」ですか? もう一度、小学校の国語のレベルから勉強し直して欲しいと思います。このパターンも、巷に溢れる報道でよく見かけます。本来なら、「そのような報告はありません」だけでコメントを打ち切るのではなく、「そのような報告はありませんので、今後、自分たちが研究していかなければなりません」というのなら解りますが…。

 そもそも、「医学」は「健康科学」でも「生命科学」でもありません。新型コロナウイルスの被害を防ごうと思うのなら、まずは皆が健康にならなければなりません。健康になるためにどうすれば良いのかは、医学教育では教えません。医療崩壊に差しかかっている今大切なことは、医療にお世話にならずに済ませることです。「医学的根拠」などと言っているからこそ、医療にお世話にならなければならない段階にまで一気に進んでしまうのです。特にマスメディアの方々は、予防法や健康法に関するコメントを何らかの専門家に求める場合、その人が学んでいる領域に充分に注意していただきたいと思います。

 私たちが今すべきことは、昔から良いと言われているもの、直感的に良いと感じるものを、貪欲に実践に移すことです。多くのものが相まって、健康や抗ウイルス作用に対する相乗効果を生み出すのです。直接的なエビデンスがどうのこうのと言っている場合ではありません。なぜこのことが広く理解されないのかが不思議でなりません。緑茶を飲むという簡単で費用もかからない方法なら老若男女を問わず誰もがすぐに実践できます。

 他にも私たちの体を構成している細胞の数よりは、私たちの体に共生している微生物の数の方が圧倒的に多いことは多くの人の知るところでしょう。そのため、新型コロナウイルスに対抗してくれているのは、私たちの細胞よりも、共生微生物のほうかもしれないのです。私たちの体は共生微生物によって守られているからこそ、彼らを養うための食餌も必須になるということになります。

 昔の人は、よく知っていました。しかし、科学的な思考パターンが重視されるようになると共に、何か特定の一つの物に有効性を見出したいとする傾向が強まってきました。漢方薬の場合であっても、含まれている種々の成分が相乗的に効果を発揮し、基本的には人を健康にすることによって病気を治すというアプローチをします。しかし、現代人には、そのようなアプローチの仕方がもどかしく感じられるようになったのでしょう。漢方薬の中から単一の有効成分を単離する動きになりましたが、その結果、取り出された単一成分の殆どは、あまり効果を発揮しませんでした。

 新型コロナウイルスに対し、私たちは同じ失敗を繰り返してはなりません。今、医療崩壊を防ぎ、重症化を防ぐためには、先ずは私たちの健康度を向上させることです。そのためには、偏った現代医学は口出しすべきではありません。そして、国民の皆さまは、少しでも良いと思ったものについては、どんどん取り入れていただくことが大切だと思います。

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