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1月17日

2020.01.17 Friday 17:05 | comments(0) | kpmi0008

『HSPの健康・抗老化・美容の効果は高い』

 多くの人は、いつまでも健康で、あまり老いることなく、お肌もシワやタルミが無い若々しい状態を保ちたいと思っていることでしょう。そんなときに大いに着目したいのがHSP(ヒートショックプロテイン;熱ショックタンパク質)です。

 HSPは、細胞に自然的なストレッサーが加わることによって多く産生されますが、なかでも高温に曝された場合に最もよく産生されるようです。ところが現代人の多くは、その機会を失ってしまっているのです。

 そもそも、HSPはストレスタンパク質とも呼ばれており、熱などのストレスによって壊れかけたタンパク質を修復するなどして、細胞をストレスから守る働きをしています。もしHSPの産生量が減れば、私たちの老化速度が速まり、早期に種々の病気に罹ってしまうことになります。

 タイトルに、美容の効果も挙げましたが、近年では美容業界が大いにHSPに着目しています。HSPを増やせば、お肌も若返るということです。そして、推奨されている方法は、42℃以上の熱めのお風呂に入ることです。

 しかし、細胞目線で見るならば、熱によってストレスを生じた細胞はHSPの産生量を増やしますが、直接的なストレスを生じていない細胞は、わざわざHSPを増やす必要はありません。要するに、42℃のお湯に顔を10分以上浸けておくならば有効かも知れませんが、首から下だけを42℃の湯に浸けても、顔面は42℃まで上がりません。そのため、最も重要視している顔の美容には繫がり難いことになります。

 では、どうすれば良いのでしょうか…? 昔のお風呂は薪を焚いてお湯を沸かしました。このお風呂の効果は、入浴中よりも、薪を燃やしてお湯を沸かしているときにこそ発揮されていたのです。

 即ち、風呂の焚き口で薪を燃やしているとき、焚き口から放射される熱線(即ち赤外線)が顔面を直撃します。20分程度、焚き口で薪を燃やしていると、顔面がすごく熱くなり、それによって顔面の細胞でHSPが多量に作られます。その結果として、多大なる美容効果や全身の健康効果が得られていたのです。

 昔は、ろくに肌の手入れや化粧もしないのに、肌の色艶が若々しいお婆ちゃんやお爺ちゃんが多くいらっしゃいました。その理由の一つは、薪を燃やすときに顔面が熱くなり、それによって顔面に多量のHSPを生じさせていたからです。お風呂だけではありません。かまどでご飯を焚くときにも、顔面に多量の赤外線を浴びることになり、それが多量のHSPを作らせることになっていたのです。

 また、風呂や、かまどの焚き口から放射される赤外線(近赤外線〜中赤外線〜遠赤外線)は、胸などの上半身をも直撃します。昔の女性に乳がんの発症率が極めて少なかったのは、毎日、何度も赤外線を胸に浴びていたからです。

 現代の若い世代においては、お風呂にさえ入らず、シャワーで済ませる人が増えています。更には、暖房器具としてエアコンやファンヒーターなどの、火を使わないものを用いるのが当たり前になっています。これでは多くのHSPを産生することが出来ません。近代化は、失うもののほうが多いことの典型例だと思います。

 今さら昔の生活には戻れないという人は、今がちょうど冬場ですから、炎に代わるものを見つけて、顔面や上半身、或いは全身の細胞に多くのHSPを作らせてあげていただければと思います。

 

 

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