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11月22日

2018.11.22 Thursday 17:12 | comments(0) | kpmi0008

明日からの3日間、杏林アカデミー上級講座(医師向け)を開催する予定です。
 upした画像は、この講座で使うテキストのうちの「がん・総論機廚函屬ん・総論供廚量楴”分です。がんに関するテキストは、他にも「がん・各論」として、例えば乳がんや肺がんに関するものも出来上がっているのですが、一度の講座で多くは出来かねますので、今回の講座では総論の2冊分を使う予定です。基本的なことは、この2冊に集約されていますので、これだけでも充分ではないかと思っております。

 ページ数が多くなっている理由は幾つもあります。その一つは、現代人が抱いている多くの誤解を解くための内容があるからです。例えば、「がんは複数の遺伝子が変異することによって発生する」と言われていることを否定し、それに代わって正しいことを検証しながら述べるだけでも、皆さんに納得していただくための多くの証拠を順序立てて紹介していかなければなりません。これを怠ると、がん治療に対する現代医療のスタンスを変えることが難しくなります。だからこそ、多くのページ数を割いています。

 或いは、マイクロRNAに関する内容も多くなっています。多くの人は、細胞の動き方や運命は遺伝子の発現の仕方に依っていると教えられてきていると思いますが、同じように遺伝子が発現していても、発現した後で、何種類ものマイクロRNAによる再調節が入るのです。がん化するもしないも、このマイクロRNAによる再調整の結果である場合が多いのです。だからこそ、1個のマイクロRNAを導入するだけで、がん細胞が正常細胞に変化するという現象が起こることになります。がんは切り取らなければ治らないとか、抗がん剤で叩かなければ治らないと思ってきた人にとっては、まさに青天の霹靂かも知れません。

 総論兇里曚Δ蓮△んを治すための、または予防するための具体的な方法になっています。これもページ数が多いですが、「○○するだけでがんが治る」という単純なものではないからです。何故なら、細胞ががん化したのは、相当多くの悪条件が重なった結果だからです。即ち、一つのことだけを正すだけでは、全然足りないことを意味しています。

 私たちの細胞は、そう簡単にはがん化しないようになっています。ウサギの耳にコールタールを塗り続けても、なかなかがんが発生しなかったという、山際勝三郎氏の研究エピソードをご存じの方もいらっしゃることでしょう。がん化するというのは、まさしく細胞が生きるための最終手段です。そのような状況にさせてしまった多くの原因の全てを、出来るだけ早期に解決していかなければならないのです。

具体的なお話は講座にてさせていただきますが、これまでに、オプジーボに関する話題や乳がんに関する話題をFacebookで取り上げたとき、皆さまから多くの反響を戴きました。これは、多くの人が、がんに関して強い感心を持っていることの表れでしょうし、同時に、オプジーボや多くの抗がん剤のアプローチの仕方が、どうも腑に落ちないと感じる人が多いことの表れでもあると思います。

難しいと思われていたガンの仕組みがよく分かり面白いと受講された方に大好評の講座です。一般の方でも決して難しくありません、2人に1人がガンになる時代です。ぜひ機会があれば受講して下さい。

 

 

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