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10月29日

2018.10.29 Monday 12:17 | comments(0) | kpmi0008

『足りないことが何よりも重要』

 先日行われたファスティングマイスターフォーラムや、一昨日から2日間かけて行った杏林アカデミー中級講座(医師向け)において、内容の中心であったファスティングについて、今日は少し違った角度から、その重要性について述べてみたいと思います。
 たとえば子どもが、おもちゃのブロックを使って別の物を作りたいと思ったとき、ブロックの数が足りない場合はどうするでしょうか…。「ブロックが足りないから、新しいのを買って!」と親におねだりするかもしれません。そして、子どもにおねだりされれば買ってしまう親がいらっしゃるかもしれません。
 しかし、次々と買い足していたのではキリがありません。ですから、親は「それだけあれば充分でしょう」と子どもに言い聞かせます。その場合、子どもは別の物を作ることを諦めるでしょうか…。いや、大抵の子どもは、以前に作った物を解体することによってブロックの数を満たすことを思いつきます。
そのようにして作った新しい作品は、以前に作った物よりもずっとカッコ良く、様々な工夫が凝らされていて素晴らしい作品となります。もし、親が新しいブロックを買い足していたならば、部屋の中は以前に作った拙(つたな)い作品で溢れかえることになります。
 足りなければ、古くなったものを解体し、新しいものを作る材料にする…。これは、有限である全ての世界に共通する方法であり、共通して見られる現象です。これが繰り返されることによって、常に健全な物が維持されることになります。要するに、足りない状況を作ることは、思っている以上に大切なことだと言えるのです。
 生命活動においても一緒であり、古くなった細胞、細胞内小器官やタンパク質などが一度解体され、それによって得られた材料が使われて、新しいものに作り変えられます。足りなくなるからこそ、そのような活動が進むのです。その結果、体の組織や器官は、常に新しい状態に保たれます。
 飽食は、古くなった生体物質の分解を妨げます。飽食でなくても、常に補充されている状態では生体物質の分解が妨げられ、それぞれの老化が進み、不具合の発生につながり、やがて疾患の原因になります。現代医療は、こんな基本的なことに気付いていません。薬で治す? そんなもので器官や組織や細胞やタンパク質は新しくなりません。思い違いにも程があるというものです。
 この世の根底に潜んでいる普遍的な原理原則、生命活動の基盤を成している普遍的な法則を、もう一度しっかりと見に行く…。それは、杏林アカデミーや、細胞環境デザイン学が主旨としていることでもあります。
 この度、中級講座を受講してくださった先生方には、深く感謝申し上げます。今後も、共に成長し、発展していくことができますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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