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9月4日

2018.09.04 Tuesday 11:15 | comments(0) | kpmi0008

先日シェアした、プラスチックの海の動画について補足しておきます。
https://www.facebook.com/yamada.kyorin/posts/917627138428331

これは、インドネシアのバリ島のすぐ近くにある、ヌサペニダ島の海で撮影されたものです。ヌサペニダ島は、もともとダイビングスポットとして有名だったようですが、近年では観光スポットとしても脚光を浴びるようになり、インドネシア国内や海外からの観光客が増加しているといいます。

動画の字幕にもあるように、撮影された場所はManta Point、つまりマンタ(オニイトマキエイなど)が数多くみられるポイントのはずです。ところが実際には、マンタの群れの代わりに、驚くほど大量のプラスチックごみが漂っています。そこに観光客の増加が大きく関係しているであろうことは、想像に難くありません。

こうしたプラスチックごみは、餌と間違えて食べてしまった生物たちの命を脅かすと共に、そこから溶出した環境ホルモンが海洋生物の生態系を狂わせてしまいます。私の寄稿記事が掲載された『DAYS JAPAN』7月号の見開きページ(添付)は、プラスチックごみを誤食して死んでしまった海鳥の写真であり、こうした問題を象徴しています。

動画のエリアは、いわば“エストロゲンの海”と化しているようなものです。そして、この“エストロゲンの海”は私たち人間の体内にも存在します。種々の環境ホルモンが全身の細胞で内分泌かく乱作用をもたらし、乳がんや前立腺がんなどの性ホルモン系がんをはじめ、老若男女に対して心身のさまざまな健康問題を引き起こしているわけです。

スターバックスなどに続き、プラスチック製ストローの提供をやめるという飲食店が増えています。喜ばしいことではありますが、ストローだけが問題というわけではありません。

すでに8,000万回以上も再生されているこの動画を通じて、世界中の人たちがこの問題を再認識し、一人ひとりが状況打開のための行動に移してもらいたいと強く願います。

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