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8月24日

2018.08.24 Friday 18:08 | comments(0) | kpmi0008

『明日から37回目の中級講座を開講します』

尾畠春男(おばたはるお)さんは、8月15日に、山口県の山中で3日間行方不明になっていた2歳の男の子(理稀(よしき)ちゃん)を救出した78歳の男性です。あれ以来、テレビや週刊誌など、多くのメディアで採り上げられましたので、そのときの救出に関することや、彼の人柄や生き方に対して、多くの人が感銘を受けられたことと思います。お写真は中日新聞のネットニュースサイトからお借りしました。

そのなかで、私が提唱している「細胞環境デザイン学」に、よく合致する部分があることに驚きました。例えば運動については、全国でボランティアをする日以外で自宅にいるときは、体づくりとして毎朝5時前に起き、8キロ走っているそうです。運動の効果は広範囲に及びますが、運動する事によってエネルギーを産生するミトコンドリアの数を増やす事が出来ます。

或いは、彼は野菜を食べるときは、虫が喰ったものしか食べないと言われていました。虫喰いの野菜には、虫がかじったとこによって野菜中にファイトアレキシンという強力な抗がん作用をもつ有効成分が増えていますので、何よりも健康効果が高いと考えられます。

また、彼は酒をやめて、代わりに甘酒を飲まれているそうです。まず酒をやめられた理由は、「東日本大震災の仮設住宅が全て無くなるまで酒は一滴も飲まないと誓った」ということです。そして、甘酒は体に良いからという理由で飲まれているそうです。甘酒についても、以前にこのFacebookで紹介しましたように、特に夏場こそ甘酒の健康効果や熱中症予防効果が発揮されます。江戸時代から日本人が用いてきた優れた健康法です。

他にも、彼の生活には1日1食しか食べないなど細胞環境デザイン学で強調しているノウハウが多く詰まっています。

100人以上の捜索隊が三日間、よしきちゃんを発見できなかったのに尾畠さんはわずか30分で発見したのも決して偶然ではなく、特別な直感力・感性が研ぎ澄まされていたからだと思います。現代の日本社会では、東京医科大学の点数操作や役人の不正事件、日大のアメフト事件、ボクシング協会の一連の騒動など信じられないような醜い大人たちの不正が毎日のように報道されています。そんな中で久しぶりの爽やかなニュースでした。

78歳にして、この体力、気力、意欲、明晰な頭脳と判断力には頭が下がりますが、それは彼のような生活をすることによって、天が彼に与えたものであるような気がします。

明日から2日間の日程で杏林アカデミーの中級講座を開講しますが、このような特別な能力を発現する細胞の持つ驚異のしくみを皆さまに紹介して行きたいと思います。

 

 

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